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今日の健康食べ物

あんぽ柿
寒い「冬」の季節にぴったりの食卓の一品(184)
Back Number(184)

乾燥しがちなこれからの季節、うるいおお肌をキープしたい人のための”ヘルシーおやつ”

スーパーなどでも、最近はちょこちょこ見られる「あんぽ柿」。福島県の名産品としても知られています。いわゆる干し柿の一種です。

あんぽ柿についてお話する前に、最初に柿についてご説明しましょう。柿は、大きくわけて甘柿と渋柿に分けられます。「あんぽ柿」をはじめとする干し柿は、後者である渋柿からつくられることは、みなさんご存知ですよね。さて、渋柿の"渋み"のもとは「ジブオール」という緑茶でお馴染みの"タンニン"の成分のひとつ。なぜ渋柿が甘く変わるかといえば、干すことでタンニンが紫外線と反応し、糖分に変わるため、です。渋みの成分には、カビなどの発生を抑える、というメリットもあるようで、保存食にいかに適しているかということがお分かりかと思います。

"あんぽ柿"を栄養という視点からみると、ビタミンA、カルシウム、食物繊維などをたっぷり含み、栄養価が高いことがポイント。とくにビタミンAは、干し柿にした場合、生で食べる時よりも、約2倍多くなるとも言われています。一般的に、ビタミンA=カロテノイド(カロチン)は、「抗酸化作用」で知られ、体内で発生する活性酸素を消去する働きがあることがわかっています。また、ビタミンAには皮膚や粘膜のコンディションを健やかに保つはたらきも! つまり、一年で最も乾燥しがちな今の季節、生き生きとしたうるおいのある素肌づくりぴったりのビタミンではないでしょうか? 食物繊維は、さつまいもの約2倍、セロリの約5倍! というあっと驚くほどの高い栄養価が魅力です。



しっとりとしたゼリーのような食管を堪能するためにも、「そのまま」パクリとどうぞ♪

あんぽ柿を食べたときに、「あら?」と思うかたも多いのでは? …というのも、あんぽ柿のおいしさの秘密は、「まるでゼリーのような」食感にあります。
水分が全体の約3割含まれるといいますから、こうした食感になるのもナルホドというところかもしれませんね。この食感こそ、あんぽ柿の命でもありますから、食べるときは、もちろん、そのままで…。水分が多いため、一般的な干し柿のように、ずっと戸棚の中に、というわけにはいきません。購入した後は、早く食べきるようになさってくださいね。

ここで、ちょっと余談。普通の干し柿を召し上がる機会も多いかと思いますが、干し柿の表面にぽつぽつとついている白い粉は、「柿霜」といい糖分の結晶です。この柿霜をそのまま飲んだり、煎じて飲むのは、「痰きり」の薬効もあるとか。これは、日本に古来から伝わる民間療法です。この時期、ゴホゴホと痰がからむ咳に悩まされる方も多いでしょうが、家に干し柿があるときは、ちょっと試されてみるといいかもしれませんね。



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