オリーブオイルの人気はすっかり定着しましたね。健康にいいことは「オリーブオイル」の回でもご紹介したとおりです。でも、オリーブの実のほうは、いまだに堅くてすっぱいイメージのまま? しかし、世界には色や形、大きさ、味など、いろいろなオリーブが5百種以上もあります。スペインやイタリアでは、日本のつけもの、梅干のように愛されています。マーケットでは、さまざまなタイプが量り売りされていて、人々はいろいろ味見してお気に入りのものを買います。缶・瓶詰めも、種入り、種なし、ペースト状、アンチョビや赤ピーマンをつめたものなど、とっても多彩です。
オリーブは、古くから地中海沿岸の地方で栽培されている常緑高木で「大地の恵」「平和の象徴」とされてきました。生長が早く3〜4年目には結実し、300年〜400年、ときには数千年にわたって結実します。実は熟すにつれて緑色〜紫赤色〜紫黒色に変化します。11月ごろ紫黒色になり、塩づけ加工に適した時期。渋抜きをしてから塩水につけこみます。12月ごろの熟した実は油を豊富に含むため、収穫してオリーブオイルをとります。
オリーブの実を絞ったものがオリーブオイルですから、本元であるオリーブが体にいいことは言うまでもありません。抗酸化作用のあるポリフェノールを含み、生活習慣病や老化を防ぎます。また、ビタミンD、カルシウムなどミネラルをバランスよく含み、ビタミンDはカルシウムの吸収を助け骨や歯を丈夫にします。フランスでは黒オリーブの実が健康食として好まれ、食べすぎ飲みすぎによる不調や胃のもたれが治るといわれています。 |