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心を癒してくる本

世界一有名な「小犬」『ダーシェンカ』のおはなし


「歩行訓練にとりくみはじめた日、ダーシェンカは母親の後ろ足から前足まで転がっていくのに半日かかり、その途中三度おっぱいをもらい、二度昼寝した」。----カレル・チャペック

『ダーシェンカ』『ダーシェンカ−小犬の生活』は、チェコが生んだ偉大な作家『カレル・チャペック』が1933年に発表した絵本。ダーシェンカ(=ダーシャ)とは実際彼の愛犬に生まれたフォックステリアの小犬です。いたずらっこのダーシャ。ママの耳を噛んだり、ミルクのお皿をひっくり返したり、大切な庭を荒らしたり…。そのやんちゃぶりにほとほと呆れ困りつつも、チャペックはダーシャに限りない愛情を注いでいます。まるで親が子を慈しむように…。物語は後半あっけなく幕を閉じますが−あらゆる命をもつものは、必ず親から巣立つ日がくる−という普遍のテーマを読み聞かせてもらっている気がします。その他の章にはおとぎ話風エッセー、小犬を撮影するときのお話など、チャペックならではの心に静かな感動をひろげてくれる素適な読み物でいっぱい。読後あなたの心には、永遠の「ダーシャ」が棲みつき、ほんわりと優しい気分に包まれることでしょう。




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■書籍クレジット
『ダーシェンカ』
『ダーシェンカ−小犬の生活』
著者:カレル・チャペック
監訳:伴田良輔
新潮文庫発行 各400円

原著の全章がこの2冊に集約。カレル・チャペックは、名エッセー『園芸家12カ月』、世界中の子どもたちに愛される童話『長い長いお医者さんの話』、ロボットという単語を生んだ『R・U・R』など、珠玉の名作を発表し続け、この『ダーシェンカ』を発表した5年後のクリスマスの日に病没。






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