| 銀色さんのファンはとっても多いです。「銀色さんて好きなんだよね」というと、近くにいる人が「ああ、実は私も好きなの」ってニッコリほほえむ感じ。
だけど、プロフィールは非公開。編集担当の人にお聞きしたら、「本人に聞いても『詩人』とぐらいしか答えない」そうです。大沢誉志幸、沢田研二、吉川晃司、小泉今日子ほかに歌詞を提供していることでも有名。詩人、エッセイスト、イラストレータ、写真家
作詞家…と、いろんなことをやっています。 プロフィール非公開でも、「つれづれノート」では毎日の出来事をエッセイふうにつづっています。家庭内での出来事、食べたもの、出かけた先など、日常生活の機微を90年8月から書きつづって、もう10巻めです。 本書でつづられているのは、2001年4月から2002年3月までの日々。2度めの結婚相手である「イカちん」とはついに別居。それでも、これまでと変わらず、娘の「かんちゃん」息子の「さくぼう」と4人で一緒に遊びに出かけたりして、毎日が夏休みみたいに楽しそう。それでも、ときたまのぞく心の中の闇というか深遠というか。思ったことがポロリポロリと書かれていて、それがすごく深いことだったり、胸にしみることだったりします。
銀色さんの心模様、人生をやっていく上での視点は、だんだん変化しながらも流れていきます。視点がときには混沌としたり、ときにはスッキリ晴れ渡ったり…というありさまが手にとるように伝わってきます。書き手としてはそんな気はないでしょうけど、読み手としては力を与えられる気がします。 |