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心を癒してくる本

変化しながら流れてゆく


銀色さんのファンはとっても多いです。「銀色さんて好きなんだよね」というと、近くにいる人が「ああ、実は私も好きなの」ってニッコリほほえむ感じ。

だけど、プロフィールは非公開。編集担当の人にお聞きしたら、「本人に聞いても『詩人』とぐらいしか答えない」そうです。大沢誉志幸、沢田研二、吉川晃司、小泉今日子ほかに歌詞を提供していることでも有名。詩人、エッセイスト、イラストレータ、写真家 作詞家…と、いろんなことをやっています。 プロフィール非公開でも、「つれづれノート」では毎日の出来事をエッセイふうにつづっています。家庭内での出来事、食べたもの、出かけた先など、日常生活の機微を90年8月から書きつづって、もう10巻めです。 本書でつづられているのは、2001年4月から2002年3月までの日々。2度めの結婚相手である「イカちん」とはついに別居。それでも、これまでと変わらず、娘の「かんちゃん」息子の「さくぼう」と4人で一緒に遊びに出かけたりして、毎日が夏休みみたいに楽しそう。それでも、ときたまのぞく心の中の闇というか深遠というか。思ったことがポロリポロリと書かれていて、それがすごく深いことだったり、胸にしみることだったりします。

銀色さんの心模様、人生をやっていく上での視点は、だんだん変化しながらも流れていきます。視点がときには混沌としたり、ときにはスッキリ晴れ渡ったり…というありさまが手にとるように伝わってきます。書き手としてはそんな気はないでしょうけど、読み手としては力を与えられる気がします。




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■書籍クレジット
『どんぐり いちご くり 夕焼け つれづれノートJ』
著者:銀色夏生
発行所:角川書店
定価514円(税別)


■著者紹介
銀色夏生

単行本に「黄昏国 」「無辺世界 」「サリサリくん 」「月夜にひろった氷 」(以上、河出書房新社)「夕方らせん」「ミタカくんと私」「ひょうたんから空 」(以上、新潮社)「微笑みながら消えていく」「悲しがる君の瞳 」「ONLY PLACE WE CAN CRY 」「宵待歩行(愛蔵版)」 「冬の道」(以上、幻冬舎)「 葉っぱ 」「とにかく あてもなくても このドアを あけようよ 」「砂の魚」(以上、角川書店)ほか。

近著に「ひょうたんから空―ミタカシリーズ〈2〉」(新潮文庫)「ケアンズ旅行記」(角川文庫)「葉っぱ」(幻冬舎文庫)「いやいやプリン」(角川文庫 )「バイバイまたね」(角川文庫)「へなちょこ探検隊ー屋久島へ行ってきました」(幻冬舎文庫)。






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