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“詩集って、なんかとっつきにくくて”
“そんなの読んでるヒマないわ”
なんて声が聞こえてきそう。でも、そんな人にこそお薦めしたい詩集です。やさしい言葉しか使っていません。いちばん短い詩は、シンプルに2行だけ(それに佐野洋子さんの絵)。ね、どんなに時間がなくても読めるでしょう? ときには、自分のためにていねいにお茶を入れて、1篇の詩、いかがですか?工藤直子さんが「あいたくて」という気持ちで(なにに「あいたい」のだろう)と考えながら思いついた詩の数々です。
「くだけても これはわたしの こころ ていねいに ひろう」
なんだかぐさっときて、やがて、ふんわりしみる言葉ですね。ああ、私って雑に生きてていかんいかん、とハッとしてしまいます。自分のこころ、あんまりジャケンにしちゃいけないですよね。だって、自分のこころ、だもの。つらくても…。
最後に、あとがきより抜粋します。あなたは、なにに「あいたい」ですか?
「生まれてきたってことは、迷子になったってことかなあ。
…なんて思っています。」
迷子の気分は、じつは、すきです。とても、なにかに「あいたく」なるから。そして「あえてうれしい」から。
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