| 些細なことでイライラしたり悶々としたり。そんな自分がイヤになっちゃって、ますますヘコんだり。今の状態からエスケイプしたくなったら、清涼剤がわりにどうぞ。
このほど直木賞受賞した村山由佳さんの田舎暮らしの本です。
鴨川の生活にふっと迷い込んできた猫と馬…さまざまな生き物、そして、日々のさまざまな出来事。日々流転。転がり転がって、大の猫嫌いだっ
た夫が猫好きになり、猫は1匹から5匹に増え、馬が増え、ウサギが増え、やがて農場を作るという発展に…。畑が広くなればなるほど、命ある生
き物が増えれば増えるほど必要な作業は増えて、自由はなくなっていくけれども、本書にグチ、ぼやき、嘆き、イライラはありません。生きものと
鴨川の美しい自然がカラー写真とエッセイで綴られていて、素顔に気持ちいいです。ゆるゆるー…っと、心がほどけていきます。
辛い時は雨の日の猫のように背中をまるめてやり過ごそう。時間はたっぷり。嬉しいことはちゃんとやってくる…。人生はあみだくじ。あみだく
じの一番下はみーんな○なんじゃないかなあ…。そんなふうに、カラリと笑って言える村山さん、なんかいいなぁー。
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