向田邦子さんが突然の航空機事故で亡くなって早20年以上になります。にもかかわらず、本書は6月末の発売以来、増刷を重ね、現在7刷と、好調な売れ行き。向田さんが年代を問わず広く愛され続けているのは、なぜなのでしょう? その秘密は、本書をひもとけば、わかるような気がします。
どんな家族のもとで少女時代をすごし、どんな手料理をどんな器で味わい、生活をいとおしみ、近しい人に接していたか。部屋でくつろぐ様子、身の回りに置いていた骨董、書画、猫、取り寄せていたうまいもの、愛用していた文具など写真満載。実母と妹・和子さんも加わった対談など、読みでも十分です。
向田さんのライフスタイルには、自分らしく生きるとはどういうことかを知るヒントがたくさん詰まっています。幸せは、自分のすぐ足元、自分の心の中にあるのでしょうね。普遍的なテーマをわかりやすく、鮮やかに発信し続けているあたり、向田さんが愛用していた骨董の器そのもののようです。
手料理のレシピには、「人参しらす」「ピーマンの佃煮」「豚鍋」はじめ、今すぐカンタンに作れて、とってもおいしそうなものばかり。ぜひお試しくださいね。
邦子さんが愛してやまなかった末妹・和子さんとの共著です。
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